私の絵は、どこから始まったのか分からず
どこで終わったのかも分からない
繋がる線で描かれていて、さまざまな形や物
人が練り込まれています。
自分とは関係がないと思ったことも、
全てはどこかでつながり、生きている。
そして、新しい発見がある。
例え小さなことでも。
線をたどってみても、好きな色を探してみても
隠れているものを見つけ合いっこしても、
これよりあれの方が好きだなと見比べても、
作品を見ながら何を想っても、
アートは自由なのです。
目が合う、形が好き、色に惹かれる。
線と人と繋がる瞬間が、感情が
一つでも多く生まれ育っていきますように。
人と「つながる」事を忘れず、
その先で繋がっていく未来を信じて
今日も私はあたらしい線を描き足していきます。
INGRID
1995年フランス生まれ大阪育ち。
関西や沖縄の水族館でイルカやカワウソの飼育員として10年勤務した経験をもつ。
現在は京都の老舗染色型製造会社(藤木友禅型製作所)でシルクスクリーンの刷り手として勤務、自身のINGRIDアパレルブランドを展開。
写真と絵を融合したグラフィックアートやガラス、車のペインティングを数多く手掛ける。
生き物の想像を超える「色」や「形」に刺激を受け、集合体のカラフルなデザインを多く生み出す。
Photo:Misa Shimazu